Thursday, February 11, 2016

「らしい」と「そうだ」

(Sorry, currently this article is Japanese only. I will translate later)

「推定」は自分で判断すること、
「伝聞」は人から聞いたこと。

で、「らしい」と「そうだ」のどちらも、推定と伝聞の両方に使えます。

「そろそろ雨が降るそうだ」 →(1)天気予報など、他人の判断を聞いた場合(伝聞)の表現。
「そろそろ雨が降りそうだ」 →(2)空の様子を見て自分で推定した場合の表現。

「そろそろ雨が降るらしい」 →(3)これも伝聞で、(1)と同じ意味。
「そろそろ雨が降りらしい」 →(4)これは間違いで、こういう表現は使いません。

(2)と(4)の違いに注意してください。「らしい」は未来への推定には使いません。

逆に、過去の推定については「らしい」を使います。

「昨夜は雨が降ったそうだ」 →(5)「雨が降った」ということを誰かから聞いた伝聞の表現。
「昨夜は雨が降ったらしい」 →(6)これは伝聞と推定の両方の場合があります。

(6) について、たとえば

・朝起きた時に誰かから「昨夜、雨が降った」と聞いたとき。
・朝起きて外を見たら濡れていたので、「雨が降ったのだろう」と自分で推定した。

のどちらの場合にでも使えます。

したがって、「らしい」と「そうだ」のどちらも、推定と伝聞の両方に使えます。

ただし、「そうだ」は基本的に未来への推定、「らしい」は過去についての推定です。


といっても、実際には会話の中では厳密に区別されずに使われている場合も多いです。

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